体操女子のユニフォームはなぜレオタードなの?廃止にならない理由は?

体操女子のユニフォームはなぜレオタードなの?廃止にならない理由は?
Pocket

もうすぐ始まる東京オリンピックでは、7月25日から8月3日までの日程で有明体操競技場で開催されることが決まった体操女子。

華やかなユニフォームや力強い演技が魅力で、東京オリンピックでも表彰台が狙えると期待されている注目の競技です。

人気なのでチケット倍率も高く、実際に生で見られる人はかなりラッキーですよ!

そんな体操女子のユニフォームがなぜレオタードなのか、ご存知でしょうか?

美しいデザインのレオタードは選手の演技を引き立たせてくれますが、他の衣装でもいいような気がするのになぜか当たり前のように体操競技とはそういうものだと思いこんでいました。

そんなレオタードが廃止されるという噂も聞き、代わりに何を着るのかも気になっています。

そこで、もし廃止される理由があるなら何か知りたいと思い調べてみることにしましたので、同じように気になってるという方がいたらぜひこの記事を読んでいってくださいね!

 

体操女子のユニフォームはなぜレオタードなの?


他の多くの競技がそうであるように、体操競技も規定で着用していい服装にルールがあります。

体操の競技大会はそれぞれ細かい規則が定められていますが、ここでは「体操競技公式スポーツルール」を見て見ましょう。

  • 女子は長袖、半袖、袖なしレオタードまたはユニタードを着用する。
  • 裸足または体操競技用シューズを着用する。
  • 脚(下肢)については、何も着用しない、レオタードと同色のレッグカバーまたは裸足に肌色タイツは認められる。
  • 装飾品は認められない。

このように規定されており、足を見せないユニタードも着用可能ですが、今までの体操の歴史からの流れで現在もレオタードが主流になっています。

 

器械体操男子のユニフォームが変わった理由は?

「体操競技公式スポーツルール」において、男子は上はタンクトップ(レオタード)で下は体操競技用の長ズボンかショートパンツを着用することが決まっています。

これは昔から変わらず、体操ニッポンと謳われ団体で金メダルを獲得した1964年の東京オリンピックでも同じルールでした。

今度の東京オリンピック日本代表のユニフォームのデザインは、前回のリオデジャネイロオリンピックから引き続きミズノとデザイナー・コシノヒロコ氏がタッグを組んで作られています。

漫画の表現技法であるスピード線や書画のハネをイメージしているのが特徴で、日本の文化を取り入れていながら斬新なデザインになっているのはさすがですよね。

 

体操女子のユニフォームのレオタードが廃止にならない理由はなぜ?

体操女子には欠かせないレオタードですが、廃止問題はたびたび話題にのぼっています。

2018年にアメリカで発覚した女子体操選手に対する性的暴行事件を受けて、レオタードは「性的欲求をかき立てるものだ」と批判が起きたことがあり、廃止が議論されました。

この事件はアメリカの女子体操チームの元医師によるショッキングな事件で、被害者は260人を超えると言われ世界中に衝撃を与えたのは記憶に新しいことです。

この事件で、実際に被害を受けた金メダリストの体操選手アレクサンドラ・レイズマンさんがTwitterで、「問題はレオタードではなく、世の中にたくさんの小児性愛者がいることとそれを認める大人がいることだ」と反論をしています。

たしかに批判は被害者の着ていたものを悪者にしていて、被害者に責任があるかのように言っていて、問題の本質からは外れています。

「レオタードを着ているから性的被害を受けても仕方ない」という理屈が乱暴だということは、誰でもわかりますよね。

20代 女性
被害者が悪いわけじゃないのに、ひどい!
20代 女性
レオタードのせいにされちゃうなんて…これで廃止になっちゃうのかな?

この件は今も議論が続いていますが、レオタードが廃止になるまでには至っていません。

理由についてはいくつか考えられることがあります。

 

大会規約で決められている

前述したように、「体操競技公式スポーツルール」で衣装がレオタードとユニタードに規定されています。

これは規定しないで自由な衣装で競技が行われてしまうと、衣装による演技内容の差が出てしまう恐れがあるからです。

誰もが同じ条件で行わないと、競技そのものが成り立ちませんよね。

もしレオタードを廃止するとなると、代わりに何を着るかという問題を議論しなくてはなりませんので、簡単に決めることはできないのです。

今までは、肌を見せてはいけないという宗教上の理由がある場合にユニタードが認められていたということもあって、慣例的にほとんどの選手がレオタードを身に着けています。

規則でレオタードが禁止されない限り、レオタードを着用する人はいなくならないのではないでしょうか。

 

動きやすい

実際にスポーツする人はわかると思いますが、体にフィットした服の方が体を動かしやすいというメリットがあります。

体の線を出したレオタードは動きが見やすいので審査もしやすく、一瞬の動きを判断する競技においてはレオタードは合理的な衣装と言えるでしょう。

ひらひらした衣装やTシャツなどのぶかっとした服だと、わずかな違いですが身のこなしに差が出てしまいますので競技には向きません。

シビアな体操競技においては、ぴったりしたスタイルの方が空気抵抗も少なく動きやすいためレオタードがちょうど良く、廃止になるという話にはならないのです。

 

見た目が可愛い

体操選手にとって、レオタードは憧れの衣装です。

そもそも問題になるものだとは思っていなく、むしろ着たいと思って体操競技の世界に入る人もいるくらいです。

特に大会に出場するときは、大勢の中で審査員にアピールする必要がありますから、自分をより美しく見せる思い思いの衣装を仕立てるのが戦略的にも必要なのです。

ですが体操選手の中でも意見がわかれていて、2021年4月に開かれたヨーロッパ体操競技選手権では、ドイツのサラ・ヴォス選手がレオタードではなく全身を覆うボディスーツを着用して試合に臨み、ニュースになりました。

これは、女性選手が性的な目で見られることへの抗議と言われています。

女子体操に限らず女性スポーツ選手全般について、ユニフォーム姿が盗撮されたり、競技そのものより衣装や容姿について語られるなどの問題が起こっていますので、これからもレオタードについては議論されていくことになりそうです。

20代 女性
レオタードじゃないことがニュースになるくらい、体操の世界では珍しいことなんだね。
20代 女性
衣装にかかわらず、競技に専念できるようになるといいな!

 

まとめ

体操女子のユニフォームについて書いてきましたが、いかがでしたか?

なぜレオタードが廃止にならないのかという噂についても、理由に納得していただけたかと思います。

しなやかなばねを活かしたダイナミックな跳躍や、つま先まで神経を集中させる優雅な演技が魅力の体操競技。

体操女子のユニフォームが注目を集めてしまうのは、華麗で世界的に人気の高い体操競技だからなんですよね。

なぜ人気が高いのか、「美しいから」とか「技の難易度が高いから」など理由を並べていたらきりがありません!

もうすぐ始まるオリンピックで体操女子を見る時には、レオタード廃止論は国によって違いがあるのかなどユニフォームにも注目してみてくださいね。